食材を見ること、感じること『レシピを見ないで作れるようになりましょう』有元葉子
毎日毎日、ご飯を作っていると、
このままご飯作り続けて人生終わるんやろか、と思うときがある。
実際、あながち間違ってはないと思う。
「ご飯作る」というカテゴリの工程は以下の通り。
・冷蔵庫やパントリーの在庫確認してメモする、記憶する
・買い物に行く(ネット検索含む)
・足りないもの、旬のもの、食べたいもの、
冷蔵、冷凍、乾物、調味料…予算を加味して買う
・食材・季節にふさわしい方法で保存する
・献立・レシピの決定(好み、直近の献立、栄養、手元食材、所要時間等考慮)
・食事の時間に合わせ逆算して調理開始
・皿選んで盛り付け
・調理しながら洗い物、片付け(できるだけ)
・おはし・コップ・飲み物含む料理の配膳
・家族を呼ぶ
・味、分量、火の通り具合大丈夫かな~と考えつつ、
時には遠慮して食べたり、食べ過ぎたり、食べさせたり。
・テーブル片付け、拭く
・残りものを保存容器に移したり、ラップかけたりして適宜保存
・洗い物、片付け
・軽くふいたりしてそうじ
・次の食事に向けた準備(ごはん炊くとか)
・・・・
これが毎日エンドレス。どんだけやねーん。
でも、
おいしいものを食べたいし、食べてもらいたいし、作りたい。
と思っている。健気やんか。
この本は、よくあるレシピ本とは違ってほとんど文章。
それが、有本さんの横でレッスンを受けているように
リズムが良くて、心地よい。
そして、「醤油3:酒1:みりん2:酢1.5」「塩分は〇%」とかではなく、
(覚えられた試しがない)、もっと「感覚」に訴える。
「味見してこれが煮詰まって魚と絡むとおいしいだろうなと思う量」とか
「サーっと煮立つくらいの火加減」とか、
「食材の色が鮮やかに変わったら引き上げる」とか。
そこに根拠があって、哲学がある。
この本を読んで、今まで料理しながらスマホやレシピ本ばかり見ていたな、と
いうことに気がついた。
食材を見て、今はどうやって調理したらおいしいかな、と考えて
調理方法を決める。
味付けは何が合うかなと考えながら、火を入れる。
そんな風に、自分で見て、感じて、考えながら料理すると
とても楽しくて、愛おしい気持ちになる。
シンプルな調理方法、味付けだからレシピは広がるし、飽きない。
しかもスマホで時短料理検索するより、時短。
難点は、本のようだからレシピ本みたいに広げて立てかけながら
見れない 笑
レシピを見ないで作りましょう、ということですね!
最近の私の料理革命です。
ゆうらり
この本は図書館で借りたけど、気に入って、購入しました。
有元葉子さんの著書は「使いきる。」も読みました。好き。