人生はジグソーパズルのようにピタリとピースがはまるときがくる『ハリー・ポッターと私に舞い降りた奇跡』松岡佑子
「今まで一番夢中になった本は何ですか?」と聞かれて
「ハリー・ポッターです。」と答えるくらいには、
ハリー・ポッターが好きだ。
ハリー・ポッターの思い出
確か中学1年生の時、「この本流行ってるらしいで。」と母が
買ってきてくれた本が『ハリー・ポッターと賢者の石』だった。
第一印象で「ぶあつ…」と思って、しばらく放置していた。
読み始めると面白くて、終盤は夜ふかしして読み切った思い出がある。
数年前、急に読みたくなって全巻図書館で借りて読んだ。
後半覚えてなかったから、『不死鳥の騎士団』までしか
読んでいなかったことに気づいた。(その程度かい)
ちなみに映画は『アズカバンの囚人』まで。
でも、初めて「英語の原版が読んでみたい!」と思った本でもあり
特に好きな『賢者の石』と『アズカバンの囚人』は頑張って読んだ。
英語版オーディブルも聞いた。
(「スティーブン・フライ」さんの朗読良きです。)
英語力が上がったし、英語が楽しくなったのは、
ハリー・ポッターのおかげでもある。
『ハリー・ポッターと私に舞い降りた奇跡』松岡佑子 著 NHK出版
ハリー・ポッターの日本語版を翻訳した松岡佑子さんの自伝的な本。
文体が簡潔でとても読みやすい。一気に読める(図書館では児童書にあった)
ハリー・ポッターという運命の本にかける情熱があふれている。
あの時夢中になって読んだ1冊に込められた、たくさんの人たちの想いや
苦労、愛、友情、勇気…映画を見ているようだった。
松岡さんは、ハリー・ポッターとの偶然の出会いから
始まるストーリーを「奇跡」と表現したが、
人並みではない努力の積み重ねと、諦めず信じて行動できる強い心で
自ら引き寄せ、実現したのだと思う。
J・Kローリングのインタビューや、ハリー・ポッターのあらすじ、
キャラクター解説、裏話なども盛り込んであり、
ハリー・ポッターファンとしても楽しめる1冊だ。
『人生はジグソーパズルのようにピタリとピースがはまるときがくる。』
些細な出来事や偶然の出会いも、後の人生の大事な布石となるかもしれない。
ゆうらり